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ポルシェ専門店,自動車整備日記

ポルシェ専門店のムラタチューンがポルシェ整備業務の日々を綴る。

February 2012

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 549

ウィンタートレーニング2日目は雪の朝を迎えました。
宿泊したホテルの駐車場で、くるぶし迄埋まる新雪は八千代レイクでは更に深くコースの除雪作業は外周コースを整備するのに2時間余費しました。
虎の子のジムニーハイドバンはフル稼働を強いられその結果、ハイドバンのステーが折損しダウンの憂き目となりました。

丁度、昼食の時間でしたから急遽予定を変更し一旦コース上に全員が集合後、ハーモナイズでランチと休憩を兼ねて待機しジムニーの復帰を待つことにしました。
打ち合わせの結果、修理完了予定時間を14時に設定しました。
食事をしながらレストランから眺める雪景色は大寒を象徴していますが、気温は下がらず曇り時々雪の天気で午後になってから気温は上がり気味です。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





氷上トレーニングの準備期間を含む6日のうち5日間の昼食をハーモナイズで用意して頂きましたが、温かな料理は温かい状態でテーブルに並ぶため、どうしても最初にセットされたテーブルとの時間差が発じてしまうのは致し方ありません。既に食事をすませ歓談中のテーブルと食事中のテーブルです。
今日のメニューは地元で自然飼育されている鶏のチキンソテーで食材が吟味されていて素材が良い上、料理が上手ですから皆さん堪能されました。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




肉を口にしないウォルフガング・カウフマンさんは野菜サラダとロールパンひとつ、紅茶の昼食を早々に済ませ、先に八千穂レイクに戻って行きました。
参加者全員がコースに戻って間もなくジムニーハイドバンの修理が終了し、試運転を兼ね管理責任者の市川さんが内周コースの除雪作業を開始しました。準備は粒々(リュウリュウ)仕上げは上々とばかり試運転が終わったジムニーをカウフマンさんにバトンタッチしました。全コース開通に向け復活したジムニーのフル稼働が再び開始しました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 548

カメラの前を通過するドライバーを撮影しました。
どなたもこぼれんばかりの笑顔をカメラに向け返してくれます。
その理由はどうしてでしょうか。

ウィンタートレーニングは二日目ともなると、何回か参加した経験のあるポルシェ乗りは氷とタイヤの接地感覚を身体のセンサーが察知できるようになり、ご覧のような走りをしています。
このセンサーを育むのは氷上トレーニングに参加し体験することで生まれます。
その理由は何故かと考えた時、ミスを優しく抱擁してくれる真綿のような新雪が存在するからで、万一コースアウトしても車のダメージはありません。
氷面とアスファルトにおける速度とミュー、横G、縦Gの関係は富士スピードウェイのレーシングコースと同等で、氷上において20、30kmの速度でブレーキを掛けても効かない状況が再現できます。
例えば、富士スピードウェイのレーシングコースの直線を300km近い高速で走り抜けカーブに120kmの高速で進入、オーバースピードでスピンしガードレールにフロントないしリアから突入しても愛車のポルシェの損傷は全くないとしたなら、どれほど思い切った走りと練習ができるでしょうか。

それを自分のポルシェで実体験できるのがポルシェクラブ六本木が開催する日本で唯一のポルシェによるウィンタートレーニングです。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング





仮に海外で同一のトレーニングに参加するとしたなら、参加費のみで八千穂レイクの10倍、それに航空運賃が加算されます。
かつ取れるようで取れない休暇は最短で1週間を必要とします。
最悪の場合、時差ぼけを考えると10日間の休暇をとって参加できる人が、どれ程いるでしょうか。
それ等を考慮した時、 ポルシェクラブ六本木が開催するこのトレーニングがどれ程の価値を創造するか、賢いポルシェ乗りの皆さんはお解り頂けると思います。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




何回か参加され微妙なハンドリングとアクセル操作を体得されたなら、ここに掲載したようなドリフト走行を可能とするのです。

この走りを理論だけの座学でインストラクターから多くの時間を費し聴講しても、できるようにはなりません。
氷上(トレーニング)において、この走りを体験していないポルシェ乗りにとってはプロもアマもなく、全ての参加者は同一です。

それはニュルブルクリンクノルドシュライフェと同様です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 547

このブログはウィンタートレーニングに初回からインストラクターとしておいで頂き、世界で初めて横G並びにブレーキを掛けた時の縦Gを数値を用いて論文を書かれた Dr.原中喜源さんに特別寄稿頂いた原稿を掲載いたしました。

ミニバンでのドリフトはなかなか馴染みがないとは思いますが、写真のE-51型のエルグランドの場合、基本的に駆動方式がFRですので条件さえ整えばドリフト可能です。
過去に少し路面が濡れた定常円で私がドリフトした映像がありますので参考までにご覧下さい。


ウィンタートレーニングウィンタートレーニング




このエルグランドは4輪駆動車ですがFRモードを選択することができます(画像は全てFRモードでの走行です)。 
また、後輪のデフにはLSDは入っておらず全くのノーマルです。 
今回の氷上トレーニングはスタッドレスタイヤを装着しての参加です。 
エルグランドは車両重量が2トンを越えるヘビー級の車で、氷上で加速度を計測したところ、今回の氷上のアイスバーン路面で横GもブレーキGも0.2Gを越えることはほとんどありませんでした。 
エルグランドはドライのアスファルト路では0.9G程度の横Gと1G程度のブレーキGですから氷上ではおおまかにアスファルト路の1/5程度(あるいはそれ以下)のGしかでないことになります。 
つまり、コーナーで進入速度が少しでも高いと容易にコースから飛び出してしまいます。 
また、アスファルト路ではコーナーの進入で緩いブレーキを用いた旋回ブレーキでリアを流す、いわゆるブレーキングドリフトを利用することもできますが、氷上ではほとんどの市販車のステア特性は旋回ブレーキではリアタイヤよりも先にフロントタイヤが流れてしまう、いわゆるアンダーステア傾向となりブレーキングドリフトができません。 
よって、写真のようにエルグランドによる氷上でのドリフトは十分に進入速度を落し、更に進入でコーナー方向とは逆方向に一度車を向けて、いわゆるオツリを利用してのドリフト開始となります。 
リアがスライドを始めたらアクセルを適度に操作してドリフトアングルを維持するわけですが、氷上ではLSDのないエルグランドでもアスファルト路よりも容易にドリフトアングルを維持することができます。 
アスファルト路ではLSDの装着されていない車は駆動輪のイン側のタイヤが空転を始めるとアウト側のタイヤへの入力はそれ以上加わらないためにアウト側のタイヤの空転は止まってしまう傾向にあります。そうなるとドリフトは維持できません。 
ところが氷上では路面とタイヤの間の摩擦が低いためにイン側のタイヤが空転してもアウト側のタイヤには空転を維持するには十分の入力があります。 
よって、写真のようにドリフトが可能となるわけです。 
今回の氷上のコースは校長のウォルフガング・カウフマンさんの意図もあって、コーナーの途中でRが小さくなっていく設定が多々あります。徐々に回り込んでいくようなコーナーです(私のホームサーキットの筑波サーキットはそのようなコーナーが多いです)。 
エルグランドの場合、ドリフト途中でコーナーのRが小さくなっていく場合、アスファルト路ではある程度ステアリングとアクセルワークでなんとかラインを修正できるのですが、今回の氷上のコースでは車両重量が重過ぎてアスファルト路と同じ操作では曲がりきれなくなりました。 
  
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よって、左足ブレーキングを用いて減速しながらドリフトアングルを維持してRが小さくなるコーナーにラインを合わせていくという作業が必要になり ました。
写真のコーナーがまさにそのコーナーなのですが、途中で左足ブレーキを使って減速しながらドリフトアングルが増しているのがよくわかる構成になっ ています。エルグランドは氷上でスタックしても4駆モードにすればすぐに自力で脱出できますし、荷物も人間も沢山乗りますから、物凄く今回の氷上トレー ニングでは重宝しました。現在のE-52型のエルグランドはFFベースとなってしまい、写真のような楽しみ方ができなくなってしまったのが残念でなりません。とは言っても、このような走りを目的としてエルグランドを購入する方は、なかなかいないとも思いますが・・・私くらいでしょうか? 

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 546

ポルシェウィンタートレーニング2日目の朝です。
まだ除雪が終わっていないコースをコンチネンタルウィンタータイヤの特性を生かし疾走するポルシェ993カレラを撮影しました。雪煙を煙幕のように巻き上げカウンターを当てながら直線を疾走するニコ・カストラップさんの超絶技巧の美技です。
確実にして見事なドライビングテクニックはフォーミラーで、そしてニュルブルクリンクノルドシュライフェで鍛え上げた確かな経験から生み出されるテクニックです。昨日は一日、雪上で立ちずくめでしたから思い切り発散しているのでしょう。

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降り積もった雪はパウダースノーで湿り気がなく軽いため除雪は思いのほか順調にはかどり外周コースは2時間程で終了しました。周辺の駐車場で待機を強いられていた車輌がどっと氷上コースに入場してきました。場内は一辺に賑やかさを増しブリーフィングももどかしく2グループに分かれるとコース上に散って行きました。

昨日早朝、豊田市と発ち御殿場経由で午前中に八千穂レイクに到着したプリウスです。冬このトレーニングの時期になると思い出すのはフィンランドはサンタクロース誕生の地ロバニエミとアイコードの鶴田昭臣社長のことです。
鶴田さんとは以前からお付き合い頂いているのですが、今回の氷上トレーニングは海外レースに参戦するハイブリットカーのテスト車輌で参加頂きました。
さて、5年ほど前、極寒の2月フィンランドで開催されたポルシェウィンタートレーニングに参加のためヘルシンキ空港に到着し、翌日ロバニエミに発つ晩、夕食を食べに30cm程降り積もった雪のヘルシンキ市内を素足にサンダル履きで歩いき通した豪傑です。
気温はここ八千穂レイクとは比べるすべもない−20℃以下でしたから良く凍傷にならなかったものだと血の巡りの良さにも驚嘆します。
ホテルからレストランのある魚市場近くまでたっぷり20分以上、八千穂レイクの堰堤に積もった雪ほどの深さがありました。
靴屋は既に閉店していて営業をしているのはレストランとバー位でした。

今年から放送されているNHKテレビの大河ドラマ平清盛の末裔で漢文の教科書にも登場する家系で旧姓時実姓を名乗り現在も神主をされている名家です。ユニークな発想と人当たりの良さ、そして精神鍛錬の違いは凡人と大きな隔たりがあるのでしょう。
空冷ポルシェ達人バイブルの著者で著書は多数、文武両道のポルシェ遣いです。運転技量の査定が最も厳しい北ドイツ自動車連盟が開催するスクーデリアハンセアートではいつも表彰台に立っています。

ウィンタートレーニングウィンタートレーニング






最初の水冷ポルシェターボと最後の空冷ポルシェターボの写真を2題掲載しました。
昨年から連続してウィンタートレーニングにそして昨年10月開催されたニュルブルクリンクのスクーデリアハンセアートとスポルトファーシューレに参加しています。

空冷ポルシェのポルシェ乗りは富士スピードウェイで開催されるスポルトファーシューレは欠かすことなく参加していますが、氷上トレーニングは初参加です。
レーシングコースで鍛えているので、2日目にはドリフトのきっかけを掴めそうなところ迄きています。

その先の黒のワンボックス車は華麗なドリフトで先行しています。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 545

ポルシェクラブ六本木が主催する二大イベントのひとつポルシェウィンタートレーニングの2日目は天気予報通り雪に見舞われ一昨日半日がかりで除雪作業をして作り上げたコースは一晩にして再度除雪によるコース整備の必要に迫られました。
ウォルフガング・カウフマンさんがハイドバンによる除雪作業をする間、車輌をコース内に入れることができないため、会場周辺の2箇所の駐車場に分散し停め一旦管理棟まで徒歩で移動し待機することにしました。
カナダ製の−40℃でも足の先が冷たくならない耐寒靴で完全装備した先導者がラッセルした足跡を頼りに歩幅を合わせ雪中行軍です。
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八千穂レイクの堰堤に向け直登するポルシェクラブの会員です。
アクセル操作を重視しドライビングシューズやスニーカーの人もいますから、行軍が短いとは云え確実に靴の中までパウダースノーは進入してきますから、後が大変です。
差し入れで届いた蜜柑を肩に足元が確かでないラッセル後をトレースし30度近い土手の直登に挑みます。
一列に隊列を組み黙々と管理棟目指し雪の中を進みます。

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資源再利用のペレットのストーブは先発で八千穂レイクに到着したマンタイモータスの大鹿さんが点火し部屋の暖がとられていました。
ペレットは木くずを特殊な製法で固め大豆の2倍くらいに丸くした燃料です。このような寒冷地でも一袋あれば、ほぼ一日持続します。燃焼部脇に設けられたホッパーに補充し摘みで燃焼室への落下量を調節することで火力をコントロールしています。
コーヒー、紅茶、日本茶とスナック、蜜柑等いつでも食べられるよう用意していますから、今日のような不測の時は管理棟を利用でき重宝します。

八千穂レイクは佐久穂町が管理する農業用の溜池で取水口と放水口は氷上への導入路から最も遠い管理棟の直ぐ近くにあります。放水口のすぐ右脇に湖面に突出した桟橋があり例年だと桟橋周辺はこの時期、完全に結氷しているのですが、11月下旬はヨーロッパ同様に気温が低下せず岸辺の土が凍るらず桟橋付近の完全結氷遅れたようで、ぐさぐさで表面に水が溜まった状態ですからゴム長靴でなければ徒渉できません。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 544

新雪の八千穂レイクに到着し、暫くすると早朝から止んでいた雪が再び降り出しました。
週初めの天気予報で週末の甲信越地方は雪との予報でしたがピタリと的中しました。雪のため防寒具に身を固め車まで徒歩で移動すると汗ばむ暖かさの大寒です。
40cm程の厚さに結氷した氷も降雪で積もった雪のため氷面が保温され融氷の心配が発生しました。自然相手のコースコンディション維持の難しさです。ひとつ問題が解決されると、また新たな心配の種が芽を出す厳冬期の皮肉です。

昨夜凍結予防のためワイパーブレードを上げホテルに戻りましたが、2台目のポルシェ993のウィンドーのみ何故か黒々としています。
頭隠して・・・の諺にも似た失態です。何と両サイドの窓を開放したまま、ご主人様はホテルに帰られました。翌朝来てみると当然両シートには雪が積っていました。
でも心配無用です。暖かいとは云え厳冬期の高地に降る雪ですからパウダースノーで息を吹きかけると飛んでしまい何の問題もありませんでしたが、これを見たポルシェ乗りは朝から大声で笑うことができました。

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例年、毎朝いつも通り早くホテルを出発したウォルフガング・カウフマンさんが一人ハイドバンを操りコース整備の除雪作業をしています。山ひとつ隔てホテル北側に位置する八千穂レイクの積雪は30cm程もあり一昨日完璧に整備したコースは振り出しに戻ってしまいました。
パウダースノーと云えどもこの広いコースを再度復旧するとなると3、4時間は要します。
取り急ぎ外周コースの復旧を優先することにしました。虎の子の1台しかないハイドバンがフル稼働で除雪作業に励んでいます。人手はあっても吹けば飛んでしまう雪質で、この広さですからジムニーの除雪作業を見守りしか手だてはありません。

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八千穂レイクの土の導入路と氷上への接点の氷面状態です。
雪に覆われ保温された南に面した土手が唯一の導入路で岸辺に近い氷面は融氷し腐りかけ始めています。
雪が止み北風が強く吹いてくれるよう神風頼りの心境です。
当面の問題はコース全面の除雪作業の終了待ちと、唯一の氷上コース導入路がこれ以上、悪化しないような防止対策と安全確保が優先されます。

会場に早めに到着したポルシェ乗りが三々五々集まってカウフマンさんの除雪作業を見守っていますが、悪化した導入路と除雪状況及びタイムスケジュールの説明はまだしていません。
コース状況公表 ? の可否がこんなところにも潜んでいようとは思いもしませんでした。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 543

空腹のまま露天風呂に首まで浸かりウェルカムパーティーで乾ききった喉をシャンペン、ビール、ワイン、日本酒で潤し、空腹に和洋中華のビュッフェを食べたなら皆さん無条件でご満悦のはずです。
パーティーに参加された来賓が色紙を用意していましたから、インストラクター4名がそれぞれサインをしました。仕上げはウォルフガング・カウフマンさんとの記念写真です。
来年もまたお世話になります。一昨夜美味しい和食を用意して頂いたホテルの責任者と先発隊のメンバーですが、モータースポーツが大好きでラリーは北海道まで見に行くそうで自分も同様に走るのが得意だそうです。

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無雪期、昨年11月初旬に訪ねたときのホテルの全景です。
雲ひとつなく澄み切った青空は野辺山の天体観測所の所在を思いおこす美しい空です。
昨夜パーティー中は、ちらほら雪が舞っていましたが一夜明けるとご覧の雪景色です。既に雪は止んでいますが、鉛色の空は重く垂れ込め積雪は足首程まであり、湿気のない吹けば飛んでしまうパウダースノーです。
辺りは全てモノトーンで墨絵の世界です。

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新雪をかき分けホテルの横にある駐車場から玄関前のロータリーを経て前面道路に脱出しました。除雪が間に合わず踏み固められた雪は圧雪状態で500m程上り坂が続きますが、中間地点のスキー場入口駐車場付近で除雪作業をしているため通行できません。駐車場から脱出した車は一旦道路右脇に駐車し除雪作業の終了まで待機です。この状況だと松原湖高原線から国道299号線コスモス街道までの道路状況が心配です。

ホテル内の私道を出てしまうと県道松原湖高原線から続く国道299号線は既に全面除雪作業が終了し何の問題もなく八千穂レイクに到着することができました。新雪の中、深閑とした氷上に昨夜駐車した車が綿帽子をかぶり佇んでいます。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 542

今年で第4回目を迎えたポルシェウィンタートレーニングですが前回と前々回、使用したホテルは軽井沢でした。今回、正月以降改装工事で使用できないと知らされていましたから、今年からは八千穂レイクから松原湖に向かう途中、至近距離のホテルを前回ウィンタートレーニング終了直後に決定しました。
八千穂レイクから国道299号線、通称メルヘン街道を麦草峠方面に上り切ったところで左折、松原湖高原線に入り少し下った白樺林の中の温泉ホテルです。
ホテルの敷地内にスキー場を併設しているので週末は満室でしたから予約は1年前から入れていました。 

初日の氷上トレーニングを17時に終了し7km先のホテルに各々移動しました。それぞれ部屋が割り当てられ一旦解散後、露天風呂に直行です。標高1,360mの風呂に首まで浸かり日頃の疲れと今日一日ハンドルと格闘した肩と腕の筋肉をほぐして19時30分からウェルカムパーティーが開かれました。
事務局長の開会の挨拶後、各インストラクターの挨拶が続きます。

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最初にウォルフガング・カウフマンさんが、昨年に続き今年も氷上トレーニングが開催されることを楽しみにしていた。ここに集まった多くの皆さんとは10月のニュルブルクリンク以来の再会で今回の来日を楽しみにしていました。
今回は参加された皆さんの運転技術が時間を経過するごとに向上しているのを実感しました。終了時の成果が楽しみです。
私はいつも冬しか日本に来ていないので次回は冬以外に呼んでほしいとの挨拶で締めくくりました。
津々見友彦校長は第1回の氷上トレーニング以来2回目で、初日の今日はコースコンデションも良く皆さんと楽しくトレーニングができた。明日から更に沢山の参加者が加わることとで参加者の運転技術の向上の手助けをしたいと挨拶されました。
乾杯の前にもう一人ドイツから来日したニコ・カストラップさんが挨拶に立ち、今回初めて日本を訪ねる機会が訪れ皆さんと、このレッスンで知り合いになれ少しでも運転技術の向上の手伝いができることは大変嬉しいです。
次回皆さんがドイツを訪れたならニュルブルクリンクでお会いすることを楽しみにしています。

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多忙の仕事を調整し参加された皆さんが、元気よく乾杯の発声で杯を掲げました。風呂上がりの乾いた喉にシャンパンがしみ渡ります。
文武両道、定常円における車の旋回運動時の横Gの技術論文を執筆した原中喜源さんです。4名インストラクターの皆さんの挨拶が終わり暫し歓談に入りました。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 541

八千穂レイクで開催のポルシェウィンタートレーニング初日午後の走行風景です。
初参加したポルシェ993ターボです。富士スピードウェイで開催されるスポルトファーシューレには997GT3RSの後期型で参加しています。今日使用している993ターボは学生時代からの親友で同郷のクラブ員がぜひウィンタートレーニングに参加すべきであると薦め初めて参加しました。
勧めた当人は仕事柄、都合が付かないためウィンタータイヤまで用意しての推奨です。持つべき友の素晴らしい見本です。

ベンツAMGのワゴンです。
大阪から氷上に使用するイベント資材を満載し参加しました。
昼食、ケータリング、ガソリンの手当、参加者が休憩時に使用する管理棟の暖房、清掃、夜食の手当に奔走し、トレーニングに参加してもコースアウトした車の救出等々ほとんど走る時間が確保できません。
ボルクスアウストの吉田勲社長と同じです。
ポルシェクラブ六本木のイベントは、このような縁の下の強力 ! なくして開催することは不可能です。企画の準備段階から会員のボランティアで組み上げられた手作りで人任せにしないことが、参加費を安く押さえる重要な要素だからです。

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日頃ポルシェを愛用していますが、修理が間に合わず国産車での参加者です。
掲載した2台ホンダS2000ですが、2回目、4回目のベテランドライバーでアクセル操作のみでカーブで弧を描き氷上で楽しそうに踊っている模様です。

これでもかとばかり一杯にカウンターを当てグイグイと迫って来ます。
この状態から立ち上がって走り去っていきました。昨年10月開催されたニュルブルクリンクノルドシュライフェのスポルトファーシューレ海外版は2回目の参加で雨の最終日ポルシェ997GT3を駆って走ったポルシェ乗りです。

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唯一今回の氷上トレーニングにポルシェのFRとして参加した928です。
昨年、一昨年とウォルフガング・カウフマンさんの移動車として使用しましたが、タイヤは4年を経過しグリップは著しく低下、2日目の朝、新雪の積もった坂道は全く歯が立たずホテルからローダーで会場入りした、過ぎし日のポルシェの旗艦車でした。
会場入りした初日、東京から八千穂レイクまでの道路は無雪で、すこぶる快適なクルージングでしたがひとたび雪に出会ったなら4年経過したスタットレスタイヤでは用をなさないに等しいことを実感しました。
まさにタイヤは命です。

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ポルシェ専門店,これが分かればポルシェパラノイア 540

連続する複合コーナーを巧みなアクセルとハンドルさばきでカウンターを当て抜けるポルシェ964です。コントロールが最も難しい車種であるにも関わらず初参加の初日からこれだけ乗りこなすコントロールテクニックは見事の一言です。
サーキットデビューは昨年10月7日にポルシェクラブ六本木が開催したスポルトファーシューレ海外版のニュルブルクリンクノルドシュライフェです。
冬期は雪道を十和田から青森まで毎日通勤しているだけあって実戦で鍛え上げたテクニックはお見事です。

ポルシェウィンタートレーニングの参加は3回目のポルシェ993です。高速の外周コーナーを上手にコントロールして抜けていきます。ここは風の通り道で氷は最も厚く硬い箇所ですから、澄んだ青氷を針鼠のようなスパイクでドリフトしても硬い氷はほとんど削れることはありません。そこを綺麗にドリフトして通過して行きます。

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最新のボクスタースパイダーと初期のボクスターです。964がドリフトして、する抜ける複合コーナーと類似したコース設定を摺り足状態で抜けて行きます。
2台とも氷上トレーニングの参加は今回が初めてでスパイダーの参加者は富士スピードウェイのショートコースとレーシングコースをそれぞれ1回ずつ経験していますが、ボクスターの参加者はこのトレーニングが初参加ですから最も理想とするトレーニング方法といえます。

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ラフなアクセル操作で雪壁への突入回数が最多でペナルティーのビールの拠出が決定した地元佐久出身のポルシェ乗りの996ターボです。
シートポジションの修正以降きれいな弧を描いた曲線のドリフトを披露しています。氷上トレーニングは昨年に続き2回目の参加で、昨年10月には5日間のニュルブルクリンクノルドシュライフェのトレーニングにも参加しています。

4輪バギーで縦横無尽に行動し、あちらにスタックしたポルシェあれば駆けつけ、こちらでスコップが必要なら持って行き参加者全員のフォローを一手に引き受けて頂いたルーフの代理店ボルクスアウトスの吉田勲社長です。いつもにこやかな笑顔は写真でご覧の通り素晴らしいです。

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